京阪流通システムズ

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Story01 イベント企画

“リアル”にしか できないコトの追及

「サンタがおうちにやってくる!?」
開催を通した施設の魅力創出

インターネットを使えば自宅で買い物が完結できる現代において、商業施設に求められるのは「買い物ができる」というベクトルとは異なる価値の創出だ。“リアル”にこだわり、リアルにしかできない“コト”を提供することで、お客様の「また来たい」気持ちを引き出す必要がある。2014年に発足した「おまつり委員会」は、様々なイベントの企画実行を通して、地域の活性化、施設のファンづくりに寄与している組織で、中でも好評を博しているのが「サンタがおうちにやってくる!?」と題したイベントだ。2018年12月に4度目の開催となった本イベント。開催当日までの試行錯誤、イベント当日に委員会のメンバーが目にした光景、わき上がった思いとは。

高本 晃次 企画開発部
2009年入社/人間科学部卒

森友 佑紀 京橋事業部
2016年入社/政策科学部卒

安田 真唯 くずは事業部
2016年入社/人間健康科学部卒

※所属部署は取材当時のものです。

より多くのお客さまの 期待に応えるために。

「サンタがおうちにやってくる!?」とはクリスマスの時期に、おまつり委員会のメンバーがサンタに扮してお客さまの自宅にプレゼントをお届けするイベントで、まさに委員会の理念を体現した企画となっている。イベントの準備は例年9月頃から行われるが、まず取り掛かる必要があるのが告知物の制作、そして開催日程の決定だ。2018年度はそれまでと日程面で大きな変更が加えられた。「2017年までは2日間の開催だったのですが、2018年は3日間の開催にすることにしました」。そう話すのは、おまつり委員会の副委員長を務める高本だ。

開催初年度の2015年から、本イベントは年々そのクオリティを増し、イベント応募者数は増加の一途を辿っていた。しかし、訪問できる数には限度があるため、応募者数が増加すればするほど、落選してしまうお客さまも増えていた。そうした状況を鑑みて、日程を1日増やすことを決めたのだ。「より多くのお客さまのご期待に応えられるようになる反面、お客さまとの事前の打ち合わせ、当日の訪問ルートや時間の調整など、開催日を1日増やすだけであらゆる負担が大きくなります。森友はお客さまとの事前の打ち合わせを担当したメンバーのひとりですが、こうした難しい状況の中で当日に向けた準備をスムーズに進めてくれたと思います」。

お客さまと事前の打ち合わせを重ね、 お子さまに最高の1日を。

「当選したお客さまとは、当日までに細かな点に至るまで綿密に打ち合わせます。何時にお宅に伺うか、事前にご購入いただいたプレゼントをどのタイミングでお子さまにお渡しするか。サンタって、お子さまにとっての夢そのものですから、その夢を壊さないよう、万全を期す必要があります」。森友はそう話す。

サンタからお子さまに、口頭でメッセージを贈ってほしいと依頼されることも多く、その場合はお子さまの名前や年齢について事前にアンケートを取り、メッセージの内容についても何度もやり取りを重ねる。何十組ものお客さまとやり取りを行うため扱う情報量は膨大、目まぐるしく時間が過ぎていくが、そんな中で森友は「お客さまとのコミュニケーションを通じて、すごく気持ちが温かくなるんですよ」と笑う。

「お子さま宛のメッセージを見て、親御さんのお子さまに対する気持ちに触れたり、お渡しするプレゼントの内容を見て、そのご家庭のお子さまが他にどんなものが好きなのかを想像したり。それぞれのご家庭の雰囲気が事前のやりとりを通じて伝わってきて、幸せな気持ちになります」。こうした思いに触れるたびに「お客さまの期待に最大限応えたい」と、そう思わずにはいられなくなるのだという。

リアリティのある サンタの再現を目指して 試行錯誤を重ねる。

日程の調整や事前の打ち合わせに加えて、サンタの衣装づくりも非常に重要となる。お子さまが自宅に訪ねてきたサンタを見て、違和感なくサンタ本人だと思えることが、このイベントがお子さまに与える“夢”そのものだからだ。「お子さまの反応やメンバーの意見を反映しながら、衣装に毎年改良を重ねます。サンタのイメージにより近づけられるよう、ウエスト周りにクッションを入れて、サンタらしい恰幅の良さを出すなど、かなり手の込んだつくりになっています」。衣装担当の安田はそう話す。

単にクッションを巻くだけでは服の間から柄が見える場合もあるため、クッションを巻いたその上に黒地のレインコートを着用するなど、あらゆる工夫が凝らされる。イベントの開催が冬場とはいえ衣装の中は非常に暑くて蒸すため、通気性を確保するなど細かな配慮も欠かせない。「2017年までは、白い綿でサンタの眉毛を表現していました。ですが、暑さで汗をかいて取れそうになるという意見が出たので、2018年は眉毛とまつげにホワイトマスカラを使いました。暑さの問題を解決しつつ、見た目のクオリティも上げられる良い案だったと思います」。

訪問当日。 かけがえのない〝体験〟を お届けできた喜びに包まれて。

すべての準備を終え、お客さまのご自宅に伺う当日。衣装担当の安田は、トナカイ役としてお客さまのご自宅を回ったひとりだ。「玄関のドアを開けた直後は、お子さまは一瞬何が起こったかわからずキョトンとしているんです。『サンタさんだよ』と聞いた瞬間、パッと笑顔が咲いて、サンタに一目散に抱き着くお子さまの姿が本当に可愛くて。その光景が見られただけでもこのイベントに関われて良かったと心底思います」。

滞りなくお客さま宅への訪問が進む中、森友は各所への連絡役として事務所に待機。万が一の事態に備えながら、訪問を終えたお客さまへのサンクスメールの送付を行っていた。「サンクスメールへの返信内容を拝見すると、サンタが帰った後のお子さまの興奮した様子、お友達に嬉しそうに話している様子などを長文で詳細に書いてくださっていて。サンタが来た瞬間だけではなく、帰った後も喜んだり余韻に浸っていただいているのを知ると、それまでの苦労がすべて喜びに変わる心地がしますね」。

過去最多のお客さま宅を訪問した2018年度の「サンタがおうちにやってくる!?」は、例年以上の成果を収め全日程を終えた。「現在、2019年度の開催に向けて準備に取り掛かり始めています。お客さまのお声を反映しながら、2018年度を越えるイベントになるよう全力を尽くします」。そう高本は力を込めた。

より「リアルのつながり」が重視される今、施設運営においても、自らがお客様をもてなし、共感、発信していく「運営者の顔が見える」ことが大切になっている。京阪流通システムズは今後も、テナント・お客様・地域を巻き込む“コト”を創出することで、ファンを増やし、地域の魅力の発信地となっていく。