京阪流通システムズ

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Story02 リニューアル企画

時代と地域のニーズに応じた より魅力ある商業施設へ。

京阪シティモール
リニューアルプロジェクト

2019年春。京阪電車・大阪メトロ天満橋駅直結の都市型ショッピングセンター「京阪シティモール」がリニューアル。食品やスイーツ、ファッションやコスメ関連、ファミリー向けのテナントなどバラエティ豊かな新店を加えて生まれ変わった。1年にもおよぶ計画を経て、3カ月という短期間で実行・完遂した本プロジェクト。その主要メンバーである天満橋事業部所属の3名がプロジェクトを振り返る。

安居 圭子 2009年入社/商学部卒

木村 有紀 2014年入社/商学部卒

松田 茉莉 2017年入社/社会学部卒

※所属部署は取材当時のものです。

幅広い層に訴求できる 商業施設を目指して。

京阪シティモールがオープンした2005年当初から、大きく状況が変わった天満橋界隈。現在では、住宅地とオフィス街、そして観光エリアが共存するエリアへと変貌した。「オフィスワーカーやファミリー層、国内外からの観光客。そうした幅広い層への訴求力がある“食”MDの強化と、子育てファミリーのためのテナント誘致、サポート設備の充実が大きな軸となりました」。リーシング担当の木村はそう話す。

本リニューアルの計画は1年をかけて入念に進められた。計画が実行フェーズへと移ったのは2019年を迎えてからで、リニューアル予定日は4月中。実行期間はわずか3カ月だ。「10名弱の社員がリニューアルに向けて動いていました。施設全体の1/3に変更を加える必要があったことを考えると、少数精鋭で成し遂げたプロジェクトだったと思います」。当時の状況を振り返りそう話すのは、主に既存店舗のサポート業務を担当した松田だ。

リーシングや工事など、リニューアルに際して必要なすべての業務を同時並行で進める必要があった。そんな難しい状況の中で、販促やテナント営業、顧客分析やリリース対応などを任されていたのが安居だ。「現場のことやスケジュール管理に関するほぼすべてを担当していました。関係各所からの指示を受けて全体の流れを汲み、部内に落とし込んでいくような役割ですね」。

新店舗の誘致に取り組みつつ、 既存店舗へのフォローも忘れない。

リーシング担当の木村は、リニューアルに伴うテナントの誘致に際して、特に心掛けていたことがある。それは、京阪シティモール“らしさ”が出る店舗の選択だ。梅田をはじめ近隣地域にも様々なショッピングモールがある。そんな中で、京阪シティモールに足を運んでもらえる動機付けができるテナントが“らしさ”につながると木村は考えた。「例えば、天満橋エリアに本店や工場があるテナント。または継続的に京阪シティモールに催事でご参加いただいているテナントなどがそれに当たります」。スムーズに商談が進んで誘致が決まったケースもあれば、一度は断られたケースもあったという。「ただ、それでも“らしさ”を出すためにどうしてもご出店いただきたいと判断したテナントには、何度も諦めずに熱意を伝えてOKをいただきました」。

リーシングと並行して、リニューアルに向けた店舗の閉店や、仮設店舗への移転などを行う必要がある。しかし、工事のためにフロアの大部分に囲いをすると、どうしてもお客さまの足が遠のく原因になる。松田は、移設した店舗の場所の周知など、既存店舗のサポートに注力していた。「売上が通常時に比べて伸び悩むことで店舗側のモチベーションが下がらないよう、店舗の方とコミュニケーションを取ったりご案内のポスターを貼ったり。京阪シティモール一丸となってリニューアルに向けて進んでいけるよう、館内の状況に常に気を配っていました」。

限られた時間でも 妥協しなかったからこそ、 見えた光景。

日ごとに状況は目まぐるしく変わっていた。日中に新店舗の工事に関する指示を出せば、夜間に工事が行われ、翌朝には館内の様子がガラリと変わる。その中でイレギュラーが発生すれば、迅速に対応策を立て修正する。リニューアル期限が近付くにつれ、目まぐるしさは一層増していく。リニューアル予定の4月直前の段階でもまったく気は抜けなかった。

「この時点でリーシングする店舗がすべて決定しておらず、工事との兼ね合いで一部店舗のオープンがゴールデンウィークになる可能性が生じました。工事担当の方に『リーシングの問題は必ずクリアするので、何とか4月中に間に合わせていただけませんか』とお願いして。このときは工事に関わってくださった方はもちろん、リーシング担当の木村が相当がんばってくれました」。安居は当時を振り返る。

もちろん、時間がないからといって妥協はできない。特に、施設の3つのエントランス部分の区画には、華やぎと人溜まりを生み出す“顔”となるテナントの誘致が必要だった。店舗の選定にこだわり抜き、粘り強い交渉の末、何とか期限までにすべての誘致店舗が決定。4月中のリニューアルオープンにこぎつけた。

記念すべき日の朝、オープン時間の直前。そのときに印象に残ったことについて、3人とも口を揃えてこう話す。「これまでに見たことのない人数のお客さまが列を作り、開店を今か今かと待ってくださっていたのです。これだけの多くの方が新しい京阪シティモールに期待してくださっていることを目の当たりにして、心の底から嬉しくなりました」。

運営管理者とテナントが一丸となり、 時代のニーズに応え続ける。

リニューアルに伴う成果は、具体的な数字となってすぐさま表れた。4月・5月の売上実績、レジ客数、入館者数は前年比110%に。店舗の入れ替えだけではなく共用部を美装化し、ファミリー向けの店舗の誘致に伴いベビールームを新設したことで、お客さまからの喜びの声が連日、天満橋事業部に舞い込んだ。

さらに、各テナントに感謝を表すとともにリニューアル後の方針を示す場として、テナント懇親会を開催。「オーナー様への招待状の送付や会場の手配、当日の司会進行なども外部に委託せず、すべて若手を中心に事業部内で行いました。それがテナントの方たちに謝意を示す最善の方法だと思ったんです」。

懇親会では事業部のメンバーとテナントはもちろん、テナント同士も交流を深めることができた。その結果、京阪シティモール全体が同じ目標に向かい、ひとつのチームとして結束するまたとない機会となった。京阪シティモールはその価値を提供する場所として、これからも時代のニーズに応え続ける。